作詞テクニック⑥「逆の意味の言葉」を利用して歌詞を書いてみよう
ここではある程度、作詞するのは慣れてきたけどなんか、表現力が物足りないとか
インパクトに欠ける単調な歌詞になってしまうといった脱初心者さんが悩む問題点の解決策として
簡単かつ即効効果がある作詞テクニックを解説します。
ではどういったものか具体例を見ながらレッスンしていきます。
まず、「あなたの事がまだ好き」という歌詞を作ったとします。
これは、これでストレートに想いを告げてるのでわかりやすいですが
ありきたりな歌詞であることは誰が見ても納得すると思います。
では、これを「どうしてもあなたの事を頭から消せない」に変えてみるとどうでしょうか?
結論は同じような意味ですが、表現として捉えた時に、少しひねりがあって歌詞に味が出てきます。
これを一個ずつどうやって作られたか一から説明しますね。
そして、「嫌いでもうあなたの事を忘れたい」=「あなたという存在を自分の中から消したい」
最後に、「消したいけどどうしても消せない」=「どうしてもあなたの事を頭から消せない」
結果的に要約すると「あなたの事がまだ好き」となりますよね。
好きという想いがより逆の言葉を使うと強調されますよね。
※ここでは本来なら逆の言葉を使用するだけだと「どうしてもあなたの事が嫌いになれない」見たいな感じになりますが
より発展させて「どうしてもあなたの事が嫌いになれない」を別の言葉で言い換えていますので
応用テクニックとして解釈してください
つまり、ストレートに表現している歌詞を見直して、
逆の言葉を利用して上手く同じような意味にならないか試行錯誤して歌詞を書いてみましょう。
やはり逆の言葉を使用すると、目立ちますし、インパクト表現のある歌詞に発展させやすいという
メリットがありますので、是非作詞テクニックとして覚えておきましょう。
発想を逆転して考えるのは、色んな場面(作曲、編曲アレンジ、ミックス等)で有効ですよ〜