ジャズフレーズの実用的なストックの仕方
今回はジャズフレーズの実用的なストックの仕方について解説します。
みなさんはジャズのフレーズをストックする場合何か意識していたりしますか?
たぶん、ほとんどの方は取り敢えずノートに記録したり、楽譜にメモしていると思います。
もちろんこれでも間違いではないのですが、少し工夫するだけで実際に使いやすくなります。
それは何かと言いますと
フレーズの始まる度数で仕分け(グループ化)することです。
つまりそれはどういうことかと言いますと
例えば私のレッスン記事で紹介している
《オルタードスケール「実践で使える厳選25個」解説付きフレーズ集(ピアノ、ギター、サックス対応)》
ですがオルタードスケールの構成音順に紹介しています。
最初はルートから始まるフレーズ
次は♭9度から始まるフレーズという風に
普段から何度の音から始まるフレーズなのかを意識していると
自然と楽譜やノートにストックするときにフレーズの始まる音で分けて記入するようになります。
この利点は「フレーズの横のつながりをスムーズにしたいとき」
にとても役に立ちます。
例えば「ジャズ初心者がアドリブフレーズを一からつくる仕組みを構築」教則本(電子書籍)
で何回も言及している横のつながりをスムーズにするためにフレーズの最後の音と
小節ごとの次の始まりのフレーズの音が離れすぎないように音を選んで
下記のようなフレーズを一緒に一から作っています。
上記の楽譜で説明すると2小節目のFのオルタードフレーズはなんとなくノートにストックしているのではなく
♯9度から始まるオルタードフレーズとしてストックしていますので
1小節目のCm7コードの最後の音「B♭音」に近い音から始まるオルタードフレーズとして繋げています。
横の繋がりが悪いときの原因は大体音の距離が離れていてフレーズ同士が独立して聴こえます。
そういう時に普段からストックしているフレーズ集ノートからフレーズの始まる度数で管理していると
繋げたいフレーズを素早く見つけることができますので流れの良い
ジャズフレーズを簡単に作ることができます。
ですので、まとめますとフレーズをノートや楽譜にストックするときは
フレーズの始まる音でグループ分けしていると
見やすかったり使いやすかったり色々と便利ということです。
スケール別で分けてさらにフレーズの始まる度数で分けて管理すると
自分オリジナルのオルタードフレーズ集とか作れてしまいますので
ジャズフレーズの実用的なストックの仕方として参考にしてみてください。