ダイアトニックコードをローマ数字に置き換えよう
前回は三和音のダイアトニックコードについて解説しましたね
で今回は四和音のダイアトニックコードに行く前に、
ローマ数字について解説します
このローマ数字は、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ・・というような感じで表します
たぶんコード進行の分析などの本で見たことがある方もいらっしゃると思います
では、何でわざわざそんなものを使うのか解説していきますね
まず、ローマ数字を使ったコードネームの意味を理解しましょう
それぞれ音の並びすなわち、順番をローマ数字で表します
そうすることによりスケール上に作られるコードを
それぞれ何番目の音のコードなのかをローマ数字を使うことにより、
客観的に分析できるようになります
表記の仕方は英語表記のC、D、Eと同じで右にm、7などの性質を表します
ローマ数字はイメージとしては箱のような感じです
その箱(ボックス)に代入するイメージです
では、ローマ数字で表すことによるメリットをみていきましょう!
ローマ数字で捉えておけば、全キーのダイアトニックコードを覚えなくて済む
例えばメジャースケールのダイアトニックコードをローマ数字で覚えた場合
Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶdim
キーがCの場合はC、Dm、Em、F、G、Am、Bdim
キーがDの場合はD、Em、F♯m、G、A、Bm、C♯dim
みたいな感じで平行移動するだけ!
もしくはそのキーのメジャースケールを当てはめてあげるだけで
そのキーのダイアトニックコードを導きだせるようになります
キーに関係なくコード進行を体系化して覚えることができる
例えばコード進行をⅠ-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵmとした場合
キーがEの場合はE-A-B-C♯m
キーがAの場合はA-D-E-F♯m
のような感じでローマ数字でコード進行を覚えると
セッションや転調するときもすぐに対応できます
キーを1つ下げて演奏してくれる?と言われた時に
ローマ数字で覚えておけば、
カラオケのキー変更ボタンの速さのように、すぐ転調できるようになります
と色々話してきましたが
ローマ数字の意味、メリットを理解して頂けたでしょうか
便利ですので是非この機会に覚えてしまいましょう
後のコード進行を分析する時に、すごく役に立ちますよ~