ディストーションとオーバードライブの違いは何?
皆さんはディストーションとオーバードライブの違いって何か原理から説明できますか?
この違いはギタリストでもちゃんと答えられなかったり、
なんとなく、ディストーションはコード和音奏法に向いてないとか
少し粗い音がするとか原理から説明できる人は少ないと思います。
ですので、このレッスンを通して知識を身に付けて、
自信を持って答えられるようにしましょう。
「ディストーション」は
奇数倍音だけで構成されて、1kHzの倍音をアナライザーで分析すると3、5、7、9、11…
と奇数倍音しか表示されません。
「オーバードライブ」は
偶数倍音と奇数倍音でできていますが、偶数倍音の成分の方が多いです。
まず、倍音の種類の特徴を説明しますね。
それに比べて「偶数倍音」は綺麗な響きが特徴です。
つまり、ギターでオーバードライブでセーハコードや3音以上の音を同時に鳴らしても、
粒としてしっかり聴くことができるのはこの倍音成分が「偶数倍音」であるからです。
逆に響きが汚い「奇数倍音」のディストーションギターは音がぐしゃっと濁ってしまうため
パワーコードやそれにオクターブルートないし9thの音を足す奏法でしか
演奏できないという倍音の理屈から導くことができます。
この2つのエフェクターは歪む系のエフェクターとして、
どちらも分類カテゴリーが一緒なので、オーバードライブをより歪ませたのが
ディストーションエフェクターみたいに同じような物と勘違いしてしまいがちですが
今回のレッスンで原理が違うと理解できたと思います。