氣志團『喧嘩上等』を楽譜分析してみましょう

今回は、月9ドラマ『極悪がんぼ』の主題歌で話題になっている

氣志團『喧嘩上等』を音楽理論を使用して楽譜分析していきましょう

氣志團『喧嘩上等』楽譜(コード進行表)

氣志團『喧嘩上等』楽譜説明図※前の小節に8分音符クウ場合=@記号で示します
イントロ:│N.C│×8(エフェクター処理された歌のみで始まる)
間奏テーマ:│Em/F#│@Am/B7│×4
Aメロ:│Em/F#│@Am/Em│×4→間奏テーマに戻る
Bメロ:│CM7│CM7│B7│B7│Em│Em│
│A7│A7 Em│CM7│CM7│B7│B7│
Cメロ:│Em/A7│@D/(4分音符ずつ)→G DonF#│Em/A7│@D/B7│
│Em/F#7│@Am/C│①B7sus4│B7│×2
│②Em│Em│→間奏テーマに戻る
2番はAメロの繰り返しはありません
Aメロ後のテーマ演奏の後はBメロに進みます
Bメロの次はサビのコード進行でギターソロを弾きます
その後はEmコードを2小節でサビに行きますが
ここで一旦、またノンコードで、6小節歌だけで演奏し
残り6小節をパワーコードBとCだけでメロディに合わせて弾き
ラストのサビへ(Cメロに戻って)最後は間奏テーマで乗り切る

<N.Cって何?>
N.Cとはコード指定がないという意味です
ギターなどで表現する場合は、ブラッシングなどで
リズムを刻んであげるとノリが出てきます

偶数小節が前にクウパターンが「間奏」、「Aメロ」、「サビ」で出てきます
テンポはBPM♪=160と少しアップテンポになっています

喧嘩上等をアナライズして特徴だったのが
間奏テーマの「F#7コード」です

本来、この曲のキーはEマイナーですから
ダイアトニックコードはF#m7(♭5)が妥当です
しかしここの部分のメロディが「A#音」となっていますので
もしF#m7(♭5)で弾くと、三度の音が半音でぶつかってしまい
アボイドノート
になり不協和音を奏でてしまいますので
三度の音をマイナーからメジャーに半音上げることにより
解消出来ます

じゃー逆にメロディをコードに合わせて上げればいいんじゃないの?

と思いますよね
もちろん、キーのスケール上の「A音」にする事により解決しますが
スリル感がなくなってしまいます
やはりこの、喧嘩上等の雰囲気を出すには、スケール音から外れる事により
あの独特なリフメロディが成り立ちます
ですから、メロディを優先し、それに合うコードにした方が
良いということが分かります
ここのセクションがカモーン!!とみんなで盛り上がれる
大事な部分ですから、テーマのメロディはたった一音の違いでも
妥協できないということです

また、「セカンダリードミナントコード」も至る所で使用されています

具体的に言いますと
・B7コードはEmコードに対して
・A7コードはDコードに対して
それぞれ一瞬ではありますが部分転調しています

サビのメロディは前の小節から始まる「弱起」で構成されています

そして、テーマとサビでは、コールアンドレスポンスのメロディが
使用されています「C`-mom!!」や「WOW~」などです
ということことからも、

全体的に「ブルース音楽の要素」が少し取り入れられている
のも特徴的です

「セブンスコードの割合」や「コールアンドレスポンス」などは
ブルースの代名詞です

キーEの3コードブルースはE7、A7、B7ですから
ほぼ『喧嘩上等』でもE7以外は出てきます
E7かEmだけの違いです

こういう風にブルース音楽そのものではないけれど
要素を少しだけ加味するだけでも
ただのポップス音楽がいい感じの曲に変化しますので
アレンジテクニックとしても参考になります

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