本物のブルースが弾けるようになる最短上達練習方法
ブルースが弾けるようになる最短の効率良い練習方法ですが、
これからのレッスン記事を意識して練習するだけで結構上達すると思いますので、頑張っていきましょう。
セッションでフレーズの引き出しが無くなるとか毎回参加しても同じような感じで上達を感じられない方は
突然ですが、ブルースにおけるコールアンドレスポンスの意味(原理)をしっかり理解して使えますか?
よく、ブルースはマイナーペンタトニックスケール一発で
簡単にアドリブが弾けるようになると教則本などに書いてありますが、
ブルースマンからするとなんちゃってブルースにはなるけど本物のブルースは弾けてないよね~となります。
黒人ブルース、白人ブルースだろうとブルース音楽に共通事項があります。
で、その中の要素の一つがトニックキーのマイナーペンタトニックスケールだけで
12小節弾けるという方法(手段)の一つということです。
あくまで、マイナーペンタという便利で万能なスケールのために、
これだけでブルースはできると勘違いされてしまうある意味厄介なスケールでもあります。
マイナーペンタにしか頼れない。
つまり、マイナーペンタトニックスケールをひたすら弾く方法でしかアドリブ対応できない、
マンネリ化したりメリハリのない(起承転結がない)ワンパターンなアドリブということになります。
ブルースセッションでも半分くらいの方はそんな感じでなんとなく感覚で弾いて、
アドリブに行き詰まりを感じます。
本物のブルースが弾ける人は下記をしっかり身に付けています。
コールアンドレスポンスの使い方、原理をしっかり理解している
フレーズ音形が上行したら、フレーズ音形を下降させる
途中まで同じフレーズを繰り返すが語尾だけ上行、下降で変化をつける等
前に弾いたフレーズに対して会話として聴こえてくるかがコツになります。
ここでは、基本として音が上がったら下げると紹介しましたが、
上がって、上行してもモチーフみたいに聴こえれば上がっても大丈夫です。
休符(空白時間)すなわち間(マ)も音楽の要素の一部として捉えている
この間が空気感や時間軸に流れる音楽に緩急がつきます。
休符をフレーズの一部として感じられるようになると呼吸を感じれるようになります。
アドリブソロを弾いているフレーズからコード進行が聴こえてくる
つまり、コードバッキング演奏がなくても単音フレーズの少ない音だけで、
しっかり、12小節ブルースのコードチェンジを感じることができます。
フレーズが歌っている
フレーズに呼吸を感じたり
よくギターが泣いているとかいう、フレーズに揺れがあったり、
演奏奏者の口も一緒に動いてたりする人間の声の代わりに楽器が歌っているような感じです。
ニュアンスをしっかり意識している
ギターだと右手のタッチコントロールだったり、クォーターチョーキングの細かいフィール、
チョーキングの音の揺らし方、右手のピックと指の併用で音の表情をつけるチキンピッキング、
グリス音、ゴーストノートを入れる等、音に輪郭がある
定番のターンアランド、イントロ、エンディング、
バッキングパターンをその場で自由に変化させることができる。
定番のフレーズでも、仕組み、ニュアンス、リズム、休符、歌心等が
身についていると一個のフレーズでもたくさんのバリエーションを作れます。
特にブルースギターの教則本に多い、取り敢えず、マイナーペンタトニックスケールを弾きましょう。
このキャッチフレーズから多くのギタリストはなんちゃってブルースで行き詰まっています。
RobertCray(ロバートクレイ)、StevieRayVaughan(スティーヴィーレイヴォーン)、
三大キングの代表でもあるBBKing(BBキング)もマイナーペンタは使いますが、
一発だけで弾き倒していません。しっかりコード進行が聴こえてくるように音を変化させています。
結構BBキングの曲を分析すると勉強になるのですが、
コードの特徴音とフレーズのバランスが素晴らしいですし
ジャズ的ラインコードのアルペジオによるコード追っかけビバップ的要素が
あったりでブルースギタリストでありながらお洒落なフレーズをさり気なく弾いていたりします。
次のステップに行きたい方は、是非、マイナーペンタ一発で適当に弾く発想を脱却して、
コード構成音つまりコードトーンを意識してみてください。
特にコード名が変わる所で、その変わったコードトーンを一音でも入れてあげると、
コードチェンジを単音のソロから感じられるようになります。
最初はコードの3度と7thの音をターゲットに弾いてみてください。