「打ち込みのピアノ」をリアルに近づけるミックステクニック

DTMの進化でピアノの音源も豊富に揃って、
より本物に近い音を出すことができるようになりましたが
まだ、時々打ち込みのピアノ音源に物足りなさや少し本物っぽい響きが欲しくなったりすることがあります。
そこで、問題を解決するためにイコライザー(EQ)だけで解消できれば良いのですができない場合に
あるエフェクターを使用すると解消できたりします。
ピアノイラスト図
では、詳しくみていきましょう!
まず打ち込みのピアノは高次倍音を上げようと思ってイコライザーで
無理矢理持ち上げても、効果は全くありません。
これは中々打ち込みの音源自体に高次倍音そのものが再現されていないことが多いからです。
つまり無い成分をいくら持ち上げても変化はありませんよねということです。
しかし、サチュレーションなどの真空管のエフェクトに音を通してあげると
不思議と高次倍音成分を疑似的に作り出すことができます
これは、ハーモニックディストーションという原理を利用して、
ミックスの応用テクニックとしてエンジニアさんが使っていたりします。

「ハーモニックディストーション」とは
音響機器を通した時に出る避けて通れない歪みのことをいいます。

昔はこのハーモニックディストーションはあまり好まれていませんでした。
つまり、いかにクリアな音で録音できるかが課題でしたが、
昨今では、音楽を作る一つのファクターとして受け入れられています。
サチュレーッションでサチュレーション機材そのものの歪みの影響をピアノに与えて
イコライザーで高次倍音を強調してあげます。
すると打ち込みっぽい音がどこか温かいアナログっぽい音に加工できます。
是非、ミックスマスタリングのテクニック方法として覚えておいてください。
アナログテープレコーダーイメージ図
また、アナログテープレコーダーのシミュレーションが人気なのも
音を通すだけで音楽的な歪みを得ることができ、
デジタルでは表現できない音作りに欠かせないプラグインとして、
多くのミックスエンジニアさんに支持されています。

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