「8ビート」「16ビート」とは何?
まず音楽の鼓動と言われている
「ビート」とはどういった物なのでしょうか?
ビートとは、一定の速さで刻まれる基本的な時間の単位のことを言います
例えば1拍、2拍、3拍・・ というような感じですね
ちなみに人間の心臓の鼓動も実は、一定のビートで動いています
普段は正常に動作していますので、鼓動をあまり感じませんが
緊張したり、焦ったりすると、速くなったりしますよね
次に「拍子」という言葉の意味を理解しましょう
拍子とは一定数のビートの繰り返しが生み出す音楽的な時間のことです
楽譜には拍子記号で示し、ビート数ごとに小節線で区切られています
と言われても、いまいちイメージできませんよね?
簡単に説明しますと
分数みたいに譜面に4/4と書かれた
ポップスミュージックには、お馴染みの4分の4拍子は
4分音符を単位とするビートが4個ずつ繰り返されます
1小節にビートが4個ということですね
リズムを取る際によくみなさんが、
「ワン、ツー、スリー、フォー」といったように
カウントを取り、そのパターンを繰り返したりしますよね
このように、連続するリズムの刻みを一定の周期に当てはめて区切ったものが拍子です
一応、2拍子が二つ集まった拍子と捉えて、みたいなことも出来ますが・・
とりあえず、難しいことは考えずに、シンプルに行きましょう
そして強い拍と弱い拍が組み合わさって「拍節」というものができます
「拍節」とは、強拍と弱拍の構成されるグループのことを言います
すなわち、一定の時間的な刻みの中で、平坦にビートが打たれるのではなく
強弱があるということです
今日のレッスンで必要な基礎的音楽的用語を説明しましたので
ここでようやくですが、本題のテーマについて解説していきましょう
「8ビート」
4分の4拍子の上に「強・弱」の繰り返しでの4拍子が複合され
その複合されたビートの全ての個数である8個のことをエイトビートと言います
いわゆる「8分音符を最小単位」として感じるロックフィールで使用されるリズムですね
「16ビート」
8ビートと考え方は同じですので
要約すると、16ビートの16とは16分音符のことで、
16分音符を基本単位としたビートのことです
ファンク音楽には欠かせないリズムです
これは黒人音楽を起源とするリズムで、JPOPをはじめ
ジャズ、ロック、フュージョンなどありとあらゆるジャンルで使用されています
ですので、アクセントが裏拍の強調ということで、
通常は2拍と4拍にアクセントを付けて演奏します
詳しい事は、また別の機会にたっぷり解説しようと思います