作詞テクニックその②「ラブソング歌詞の作り方」についてPart1
今回から何回かに分けて作詞の超定番である
「ラブソング歌詞の作り方」についてレッスンしていきます。
ポップスといえばラブソング!!というくらい欠かせないほど重要なテーマですので
是非、ラブソングの作詞テクニックを身につけてください。
たぶん、みなさんはラブソングだから簡単だよと思われるかもしれませんが、
意外にすごく奥の深いテーマだったりします。
ラブソングを時系列に並べると大きなグループが12個できるくらい
たくさんのパターンがありますので、しっかり分けて作詞をするのとしないのとでは大きな差がつきます。
これはどういうことかといいますと、グループ分けの意味が理解できた時にはじめて納得できると思います。
この記事を読み終えた頃に半分くらいは納得できてると信じていますが…
これを意識すると簡単な改善例ですが
内容がてんこ盛りになったりとか時系列がごちゃごちゃした感じの不明瞭な歌詞に陥らなくなります。
つまりこの曲では何のラブソングを歌っている歌詞なのかが明確になります。
では、まず男性と女性のラブソングに至る過程を時間軸で考えてみましょう。
大きく以下のようにグループ分け(分類)する事ができます。
⑥a フラれる
※⑥aのフラれるで失恋ソングとなります。
⑥b 返事に時間がかかる(少し時間をくださいみたいなじれったいシチュエーション)
⑥c 恋人になる(告白成功)⑦しあわせ(色々な体験、共有等をして)
⑧苦痛、悩み⑨別れ⑩想い出⑪寄りを戻すのを願ったり、逆に新しい恋に目覚めたり…
⑫偶然再開しちゃったり
と大雑把であるがグループ分けしてみたがこれだけでも色々なパターンがあるなぁ
と改めて実感すると思います。
もちろん⑥aでフラれた後にまた何かあるパターンなど細かく掘り下げることもできるので
ラブソングと一言で言ってもまだまだたくさんのシチュエーションが考えられる。
例えば②部分でも友達になる前はあまり良い印象がなかったけど今は…とか
このグループ分けをしないで何となくラブソングを書くと
何を歌いたい歌詞なのかが分からなくなりそうなのは想像できるでしょうか?
もちろんプロの作詞家は敢えてこのグループをうまく混ぜてストーリーを展開することもできますが
いきなり同じ事をすると本末転倒になりますので、
最初の方は一つのグループ(テーマ決め)から取り掛かっていきましょう。
例えば「①出逢うをテーマ」にした場合
どこでどうやって出逢うのかを詳しく書き出してみましょう。
そして、出逢うをテーマにした場合の歌詞の書き方のコツを教えますね。
出逢うということは、まだお互いの事をあまり知らないので2人のエピソード等は書けませんよね。
ですので、相手がどんな人物かということをより「具体的に書く」のがコツです。
また、「一目惚れと」かをシチュエーションに入れると書きやすかったりもします。
とここまで結構長くなってしまいましたので、複数回に分けて、
それぞれのグループでのシチュエーションや書き方のコツをこれから丁寧に解説していきます。
このレッスンだけでもラブソングの歌詞がいかに深いかがお解かりいただけたでしょうか?
簡単にまとめますと
それぞれの分類でもその中には、たくさんのシチュエーションがあり、少しだけ「具体性」を入れるだけで、
個性のあるオリジナルラブソングになるということです。
この具体性というのが今後のレッスンで肝になってきますので覚えておいてください!!