作詞テクニックその④「ラブソング歌詞の作り方」についてPart3
今回でラブソング歌詞の作り方第3回目となります。
2回目の最後で次回のレッスンは
時間軸で非常に重要になってくるグループ毎のポイントなる歌詞の書き方を解説しますと書きましたので、
「大きなメインテーマ4つ」を取り上げて今回は解説していきます。
※①出逢うについては1回目と2回目で少しずつ解説していますので、
そちらも合わせてもう一度確認してみてください。
⑦しあわせ(色々な体験、共有等をして)
ポイントは少しだけ「不安要素」だったり「マイナス要素」を組み込んであげることです。
これはどうしてかといいますと、
しあわせなんだからしあわせの要素だけを歌詞として書けば良いじゃんと普通は思ってしまいますよね。
しかし完璧すぎるとどうしても嘘っぽく感じてしまうんですよね。
リアルさがなくってしまうといいますか…
例えばですが、今付き合い始めて数カ月でしあわせな気持ちでいっぱいだけど、
これからもっとお互いの事を知っていくうちに、
嫌な部分も見えてきた時に相手はそれを受け止めてくれるのかどうか
しあわせいっぱいだけど、時に不安要素が少しあるみたいな感じの方が、
リアリティ感が増して共感しやすくなりませんか?
ですのでまとめますと、ちょっとだけマイナス的な要素を歌詞に混ぜることにより
しあわせの歌詞が本当っぽく聴こえてくるということです。
⑨別れ
ポイントはどうして別れてしまったのか「理由」をしっかり歌詞として書くということです。
当たり前といえば当たり前なんですが、
もし理由を書かないで歌詞を書くとリスナーさんはいまいち内容に共感しにくいと思います。
もちろん上級作詞テクニックでリスナーさんに敢えて想像してもらうみたいな歌詞もありですが難しいですよ~
⑩想い出
ポイントは「思い出すままに」かつ「具体的に」書くことにより、オリジナル歌詞にするということ。
そして、「きっかけ」をうまく書けるかがポイントになります。
このきっかけがあることにより、そこから回想シーンの世界に入っていきます。
例えば、
町を歩いていたら(現在時間)、通り過ぎた女性の香水が非常に懐かしいという感情になり(きっかけ)、
そういえばあの頃の僕達は(過去時間)…みたいな感じで歌詞を展開することができます。
この回想パターンはバラードソングで定番ですので、是非身につけてください。
マフラーから連想したり、アルバムから連想したり、町で見かけた後姿からとか
たくさん「きっかけ」はありますので研究してみてください。
⑫偶然再開しちゃったり
ポイントは話を作り過ぎないということです。
作り過ぎると嘘っぽい歌詞になりますので注意してください。
以上時間軸上での大きなテーマとして書ける大事なポイントや書き方のコツを解説してきましたが
理解できましたでしょう?
一つずつポイントを守りながら作詞をしてみてください。
少しだけプロ作詞家みたいな歌詞に近づいてくるかもしれないですよ~