「ビバップスケール」の仕組みと使い方について

ビバップスケールとは、ビバップフレーズを自分で作る法方の所の裏付け理論となるのですが、
表拍にコードに合う音を使用するために便宜上、既存のスケールを調整して作られました。
どういうことかといいますと、
例えば、ミクソリディアンスケールをそのままひくと7音構成で一個ずれます。
そこで7thとルートの間にアプローチノートを1音加えます。
ミクソリディアンビバップスケール構成音説明図
すると、ルートから順番にこのミクソリディアンビバップスケールを弾くと、
表拍すべてにコードトーンが並び裏拍にアプローチノートが並びますので、
綺麗なビバップフレーズが弾けるお手軽なスケールになります。

使い方は「ドミナントセブンスコード」上で
表拍にコードトーンがくるようにリズム調整しますので、ルートから弾く必要はありません。

しかし、使い方に制限があるデメリットもあります。

表拍にコードトーンがくるように作られていますので、
半拍ずれるとコードトーンがそのまま全部、裏拍にきますのでアクセントの位置がずれます。
ですので全て8分音符で表拍にコードトーンがくるように休符などをつかって調整したりする必要がでてきます。
普通のスケールのように適当に弾いたり自由に使えません。
しっかり自分のリズムを意識して、常に拍のどこにいるのか把握する必要があります。
ただ、仕組みと使い方を理解していると
順番に弾くだけでコードトーンとアプローチノートがバランスよく弾けるので、
使い方に慣れるとジャズのアドリブ法方の一つとして重宝します。
種類はマイナースケール3種類等も合わせるとたくさんあるのですが、
ミクソリディアンが基になったビバップスケールと
代表的なアイオニアンビバップスケールとドリアンビバップスケールを
覚えておけばとりあえずスケールっぽいフレーズで上昇、下降したいジャズを演奏したい場合に対応できます。

アイオニアンビバップスケール構成音

アイオニアンビバップスケールの構成音はアイオニアンスケールの5度と6度の間にアプローチノートを入れます。
アイオニアンビバップスケール構成音説明図
アイオニアンビバップスケールの使い方は「トニックコード」の上でリズムに気をつけて弾きます。

ドリアンビバップスケール構成音

ドリアンビバップスケールはミクソリディアンと同じく7thとルートの間にアプローチノートを入れます。
ドリアンビバップスケール構成音説明図
ドリアンビバップスケールの使い方は「サブドミナントコード」の上でアクセントに気をつけて弾きます。
ビバップスケールの種類の説明図
「ビバップスケール」の仕組みと使い方について解説してきましたが
ジャズのアドリブ法方として、アルペジオだけでなく、
前回の自分でビバップフレーズをアクセントから作る方法と
ビバップスケールというアドリブ方法の引き出しをどんどんストックしていきましょう。
自由にアドリブが弾けるようになるには、理論的に色々な方法、
手段を理屈から理解していると何となく、大御所のフレーズを分析して覚えるより上達も早いと思います。