コードの役割を理解しよう
前回までで、ダイアトニックコード、コードの仕組みなど
コードに関する知識をたくさん学んできました
といろいろ出てくると思います
その解決方法は
ダイアトニックコードを役割分担の観点から
グループ分けすることによりある程度解決できます
コード進行が作れたり、最終的には作曲やアレンジに繋がっていきます
コードの役割が分かると一気にあなたの音楽理論のレベルが上がりますので
頑張っていきましょう
グループは大きく3つに分けることができます
では一個ずつ見ていきましょう
トニックコード
主和音ともいいます
キーを決定する主音をルート音とするコードで非常に安定したコード
楽曲(キー)の主役的コード、曲の土台となるコード
99%の確立で曲の中で出てくるコード
トニックに解決することにより終止感を得ることができる
どのような長調なのかという調の種類(調整)を決定づける
ドミナントコード
属和音ともいいます
トニックと違い、非常に不安定なサウンドが特徴
安定感のあるトニックに進もうとする性質がある
この不安定な要素があることにより、曲のドラマが生まれる
ずっと安定のままでは、場面展開ができないが
不安な要素を入れてあげることにより起承転結を表現できる
トニックに次いで、調整音楽の確立にとって重要なコード
サブドミナントコード
下属和音ともいいます
サブドミナントコードは、簡単にいってしまえば
万能コード?に近い役割があります
というのも、コードの連結、トニックへの解決
ドミナントほどではない、不安定な要素をもちながらも
爽やかな要素も含んでいたり、コードの前後により
いろいろな雰囲気を出してくれます
簡単にまとめますと以下のようになります
3つのグループ要約
トニック:
安定感と落ち着きがあります
このトニックコードで曲が始まり、終わりもこのコードで解決する場合が多い
ドミナント:
不協和な響きが特徴で、トニックに向けて強く解決したがります
サブドミナント:
サブドミナント終止やトニックとドミナントの連結を滑らかにする
コードに色彩と豊かさを表現してくれるマルチコード
と駆け足ではありますが・・
この3つのグループが中心となって音楽は作られていますので
ここでは、安定なコードがあったり、
不安なコードがあったり、連結するコードがあったりと
なんとなくイメージだけ付けば大丈夫です
次からは実際にこの3つの役割(グループ)に
ダイアトニックコードを当てはめていきましょう