「マイナーツーファイブでIIm7(♭5)コードの短3度上のFドリアンスケール」
「マイナーツーファイブでIIm7(♭5)コードの短3度上のFドリアンスケール」
このフレーズはマイナーのツーファイブでマイナーコンヴァージョンコンセプトを使用しています。
Dm7(♭5)コードではルートから短3度上のFドリアンスケールをルートから弾いています。
最後の1音は次のコードを意識してスケールを弾いています。
G7コードではルートから4度上のCハーモニックマイナースケールを4度から下降していますが
3拍目裏からオクターブディスプレイスメントというテクニックを使っています。
Cm7コードではシンプルにマイナートライアドを弾いています。
マイナーコンヴァージョンについてはこちらの記事「マイナーコンヴァージョン」についてで解説しています。
オクターブディスプレイスメントとは
このオクターブディスプレイスメントテクニックを使うことによりフレーズの幅が拡がりますのと
別のフレーズに聴こえる簡単なテクニックですのでこの機会に習得しましょう。
FドリアンスケールをDm7(♭5)コードの上で弾くと下記になります。
■Dm7(♭5)上Fドリアンスケール
【R、♭2、♭3、11、♭5、♭13、♭7】
■Dロクリアンスケール
【R、♭2、♭3、11、♭5、♭13、♭7】
Dm7(♭5)上Fドリアンスケール=Dロクリアスケールという関係になります。
CハーモニックマイナースケールをG7コードの上で弾くと下記になります。
■G7上Cハーモニックマイナースケール
【R、♭2、3、11、5、♭13、♭7】
■GHmp.5↓
【R、♭2、3、11、5、♭13、♭7】
G7上Cハーモニックマイナースケール=GHmp.5↓という関係になります。
ジャズで定番とされるGハーモニック・マイナー・スケール・パーフェクト・フィフス・ビロウは
このマイナーコンヴァージョンから導くことができます。