音楽理論って必要なの?
ここでは、少しみなさんが疑問に思うであろう
そもそも音楽理論ってなんで必要なの?
について、具体例を交えて解説していきますね
コーヒータイムなどになんとなく目を通してみてください
音楽理論のしくみ(成り立ち)
音楽理論というのは誰か偉い人が勝手に決めつけたものではありません
音楽の長~い長~い歴史の中で、常に色々試行錯誤され
次第に共通点みたいのが見えてくるんですね
物理、化学の実験と同じように、統計をとっていくと同じ結果が得られる
あるいは最小公倍数みたいな共通事項を得られるイメージです
例えば、スケールはこういう音の並びだと違う音を使用しても
同じ結果が得られるとか、不安な響きを得るためには
ある音とある音の間隔が何度だと同じ結果が得られると
公式化していったものが音楽理論としてまとめられているんですね
ですから先人が時間を費やして蓄積したデータを使わないのは
もったいないんですよ~
逆に言えば、蓄積されたデータですから、
新しい理論というものも世の中には存在するということです
まだ、発見されていない理論も眠っている可能性もあるということです
ここをごっちゃにされている方が多いです
具体的に音楽理論の必要性を検証していきましょう
例えば、理論的にはめちゃめちゃでも、音がかっこいい、
気持ち良い音はたくさんある
音楽理論なんて所詮、音楽の領域が縛られるだけ!
理論では説明できない感覚の域で作られた音にこそ人に感動を与えるんだよ
みたいな感じで、結局音楽理論は役に立たない!感覚こそが才能なんだよ
音楽理論なんて間違がいだらけだよと解釈している方も結構います
確かに音楽理論で説明していることと矛盾もありますし、説明しきれない部分もたくさんあります
あくまで統計ですから、例外は多々あります
ただ、基本を身につけていれば例外なんて、結構簡単に導き出せるんですね
基本と言われることの逆をやればいいだけですからね
例えばクラシック理論ではドミナントからサブドミナントに行くことを禁止しいていますが
ロックでは、敢えてこの禁止を使用してかっこいい名曲がたくさん生まれています
これは結構有名な例ですが・・
また、今現在、世に出ている音楽理論を全て理解している人と
何も知らない人では、効率の観点から議論すると、
圧倒的に音楽理論を知っている人の方が新たなコード進行やスケールを発見できます
なぜかといいますと音楽理論に載ってないことをひたすら研究すればよいので焦点が絞れます
また、禁止とされていることをやってみるとか、
何も考えずにやるより効率がよいのは想像がつきますよね
一方、私は才能や感覚に任せるという方は、やみくもに試行錯誤するが・・
自分で発見したと思ったことが実は、音楽理論から導きだせるということが多々あります
結局時間の無駄になってしまいます
無から有を生み出すのは難しいんですね~
これは音楽に限ったことではありません
今、私たちが豊かに生活していられるのは、代々技術が受け継がれているから
改良、改善の繰り返しで良いものが出来上がります(有から有ですよね)
産業革命というのは・・
とちょっと話が脱線しましたが
結局何が言いたいかと言いますと音楽理論を身につけて
音楽の可能性を縛ることなんて全くありません。誤解です!
そもそも本質を理解していないだけです!
人間の言葉に置き換えますと、単語そのもの意味や使い方がわからないまま、
私は感覚で適当に話すんだ~って人と同じことです
いろいろな言葉を知っている方の方が話す能力が高いのは・・
また、試行錯誤もしやすく新たなチャレンジもできたり、
既存の曲を分析することも可能になります
それに、プロの作曲家やアレンジャーは音楽理論なしでは食っていけません
ずっとひたすら試行錯誤していたら納期に間に合いません
即効で仕事がなくなります
私は感覚だけでとはいかないんですね
時間との勝負ですので、ある程度音楽理論で推測していかないと・・
それに、JPOPの音楽は7~8割は音楽理論だけで作曲されています
(ちなみに、クラシック音楽は9割以上音楽理論で出来ています)
骨組みと言われるものは確立された音楽理論を使用した方が
商業音楽としてはヒットします
これは音楽理論は最初統計といいましたね
統計ということは、聞き手に馴染みが深いということです
全く斬新な音楽というのはなかなか聞き手には受けてもらえないんですね
もちろん例外もありますが・・
で残りの2割でアレンジャーという人が試行錯誤して曲が単調にならないように
スパイスを入れることにより、みなさんにも抵抗なく聞いてもらえ
新しさというものを感じてもらえます
もちろん似た曲というのもたくさんありますが・・
実はここにからくりがあるのですが、
ここで説明すると長くなってしまいますので、またの機会に解説しますね
みなさんも音楽を聴いていて、JAZZ音楽をこれはJPOP音楽だなとは思わないはずです
耳がJPOP音楽というものに自然と馴染んでいるんですね
また、音楽理論はアレンジの仕事で困った時やとっさな判断が必要な時に心強かったりします
説得力がやっぱりあるんですね~
音楽理論のありがたさに痛感しますよ~音楽理論の情報をまとめてくれた先人達に感謝です!